パリ・アンデパンダン展について


■日仏フィグー社・美術部門は、フランス・パリの国際公募美術展のなかでも、全てのアーティストが同じ独立した立場で各々の作品を発信する無審査制度を取り入れた初の美術公募展として世界中に影響を与えたパリ・アンデパンダン展への日本からの作品出展業務を、パリの大切な歴史的サロン展保全を前提に人数を限定し、同展覧会主催元のパリ・アンデパンダン美術協会事務局との長年の相互協力関係の下で行っております。この頁は、パリ・アンデパンダン展について、少しですが解説させていただく、アーティストの皆様のための情報コーナーです。


サロン・ドートンヌについて 日仏フィグー社 パリ・アンデパンダン展 について


 1884年、アーティストの自主的な作品展覧発信と、審査員にではなくあくまで来場者に真の優れた作品を直接検証させることを大きなテーマに掲げた“無審査・無賞”の画期的な絵画と彫刻を主とした公募展が芸術都市パリにて誕生しました。 Salon des Artistes INDEPENDANTS(パリ・アンデパンダン展)です。
 サロン展のあまりにもアカデミックな審査の在り方とその組織構成に意義を唱えるアーティスト達によって生まれた印象派展や落選作品展などフランス美術界の在り方に様々なかたちで疑問符を投じたその先に、同様の意志を持つ革新的なアーティスト達の手によって無審査・無賞を前提に全ての応募作品を来場者に公開することで本当の才能とは何かを問うパリ・アンデパンダン展が産声をあげました。
 マティス、ゴーギャン、ロートレック、ルソー、セザンヌ、ゴッホ、シニャック、ピサロ、ルドン、マルケ、マンガン、カモワン、デュフィ、フリエス、ムンク、ヴァン・ドンゲン、ドラン、ヴラマンク、藤田嗣治、長谷川潔、などなど、歴代の出展者には実に魅力的なアーティスト達が名を連ね、その多くが重要な作品発信の場として、パリ・アンデパンダン展の歴史にその名を残す存在となりました。
 また、このパリ・アンデパンダン展は、日本の近代芸術の発展にも大きな影響を与えました。「具体派」を始めとする多くの近代〜現代の日本美術の流れは、パリ・アンデパンダン展の在り方に影響を受けて日本で開催された「読売アンデパンダン展」が源流となりました。「読売アンデパンダン展」終了後も、“アンデパンダン”の名称や主旨を模倣する形で多くの新しい展覧会や美術団体が日本各地に誕生し、現在のアーティスト達にとって欠くことの出来ない場となっています(※アンデパンダン各展覧会はパリ・アンデパンダン展とは全く異なる組織による別展覧会です)。
 一方、本家であるパリのアンデパンダン展は、1900年代後期には多くの作家常駐型個展ブースを配置しプロ志向のアーティスト達が作品をプロモーションするための個人型アートフェアの原形となる姿へと変化した後、2000年代に入ってからは、水彩デッサンサロンやルサロンなどとのグランパレ合同サロン「アールキャピタル」内で主要な役割を担うサロンになったことをきっかけに、作家常駐型個展ブースを取りやめ、純粋な作品発信の舞台へと回帰しました。その後、今日に至るまで単なるサロンの枠を越えた国際展として発展を続けています。現在は、よりプロ志向の作品が見られる画商による企画ブース展示や、地域や国ごとに区画を分けて見学し易さに配慮した全体構成を見せるなど、他のサロンとは異なる独自性を打ち出しています。
 展覧作品のクオリティーに対する全責任は、その作品の作者自身が負い、そこに審査員や批評家は無用である。時に批判の的となってきたこの考えは、実は最もプロフェッショナル的な発想であり、時代とともにこのパリ・アンデパンダン展の変わらぬ精神にようやく時代が追いついてきたともいえるでしょう。
 2024年度パリ・アンデパンダン展は2月にパリ・シャンドマルスのグランパレ・エフェメールの素晴らしいシチュエーションで開催です。

パリ・アンデパンダン展 パリ・アンデパンダン展 パリ・アンデパンダン展 パリ・アンデパンダン展
※近年のパリ・アンデパンダン展 会場内の様子です。初日は海外からも多くの精鋭達が集います。




サロン・ドートンヌについて 日仏フィグー社 パリ・アンデパンダン展 への応募

 現在のパリ・アンデパンダン展は、パリの歴史的芸術サロン展が集結するグランパレ合同サロン「アールキャピタル」に於いて毎年開催されています。2024年の展覧会は、パリ・シャンドマルス公園のグランパレ・エフェメールでの開催となります。

 日仏フィグー社では、パリ・アンデパンダン美術協会事務局との相互協力の下で、毎回のパリ・アンデパンダン展への日本からの絵画作品出展をサポートさせていただいておりますが、フランスの人々が長い年月をかけて創り上げて来たパリの歴史的サロン展保全の目的から出展手続きを承る人数を極力制限させていただいております。また、同目的から、ご希望者のみに日仏フィグー社によるパリ・アンデパンダン展出展手続き要項をお渡ししています。何卒ご理解、ご了承くださいませ。日仏フィグー社では、作品の国際輸送や通関、現地作品展示手続きなどの全てを一括してサポートさせていただき、出展者ご本人様の現地入りが不可能であっても安心して海の向こう側のパリ・アンデパンダン展での毎回の作品発表を実現していただける体制を整えています。
作品発表について、ご興味をお持ちの方は、日仏フィグー社までお気軽にメールにてお問い合わせ下さい。

 尚、日仏フィグー社の作品国際輸送については、大切な作品だからこそ、何よりも安心安全を第一に、法に基いた責任ある国際輸送方法を貫くプロとしての業務を遂行しています。国内大手の輸送会社各位及び航空会社各位と連携しながらも、その一方で出来る限りの低価格実現の努力を続けております。手荷物による安易な個人輸送や船コンテナ便輸送などの手段は一切取っておりませんので、どうぞ安心してご利用下さい。

お問合せ及びお申込み先:日仏フィグー社・美術部門 / パリ・アンデパンダン展窓口担当
パリ・アンデパンダン展窓口担当のウィンドウが開かない場合は下記の各種連絡方法でも承ります。
※電話: 079−542−2320 FAX: 079−542−0304 メール: nffigue@hotmail.com
※お問合せは毎日受付中ですが、電話受付は水・木曜日の日中に限らせていただいております。
※メールの場合は、タイトル・お名前(ご本名)・ご連絡先(お電話番号など)・お作品ジャンルを明記下さい。
※神戸の北方、緑豊かな加東市(兵庫)にて、日本全国からのお問合せを承っております。


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