国際アートフェアー、国際アートエキスポなど

★通称アートフェアーやアートエキスポなどと呼ばれる各国のアーティストやギャラリーが競合し展覧するフランスの国際アートフェアや国際アート見本市には、様々な形式のものがあります。

FIAC

 日仏フィグー社・美術部門では、フランスのみならず周辺ヨーロッパ各国の国際アートフェアへの参加手続きの手配を承っております。パリを始め南仏や、南仏に隣接するモナコ、イタリア、スペインなどの国際アートフェアへの手配実績とノウハウを基盤にして、スイス、オーストリアやイギリスなどのフェアにも、ギャラリーや企業、美術組織というような作家集団単位だけではなく個人のアーティストも送り込んでまいりました。

 フランスの現代アート界のなかでも特に重要な役割を果たしている国際現代アートフェア(パリのPARIS+、ストラスブールのST-ART、リールのART-UPなど各国際見本市会場が直接主催にかかわっている公式フェア)は、個人参加型ではなく審査を通過した画商やギャラリー単位でのブース参加となりますので、アーティスト個人の希望で簡単に参加できるものではありません。 画商やギャラリーがあらかじめ出展予定アーティストを決定したうえで各アーティストに関する資料などを提出し、審査を受けることになります。 これらの主要国際現代アートフェアでは出展が認可された後にあらためてブース内の出展者を募るなどの日本で多く見られるブースの穴埋めや又貸し行為は即時出展資格取り消しになるなど厳しい規約があり、そのことが各フェアの質を保つ事に繋がっています。
 
 その一方で、パリのルーブル美術館に隣接したカルーゼル・ルーブル展示場(ルーブル美術館で開催とのネット上に見られる情報は正確には誤りですのでご注意ください)などで各地で定期的に開催されているアートショッピングフェア(Salon Art Shopping)など、民間企業が主催する個人参加型フェアは、最低限の作家経歴を除いては本格的な審査は無く、フリマ感覚で個人参加者が自分の区画に自身で作品を展示し、来場者と直接やり取りが出来るイベントになっていますので容易に参加が可能です。このような個人参加型のイベントはパリのみならずフランス各地で開催されており、展覧会の名称も規模も会期も実に様々です。
 個人参加型の中でも、前述のものとは異なり厳密な審査を要するフェアの場合は、まずは出展申請から始まります。あなたの作品写真や経歴などの資料をそろえ、希望展示方法と参加料金を支払った上で、実行委員会の回答を待ちます。通常の公募展と異なるのは、それまでの実績が重視される点です。基本的にどれだけプロらしい活動を行ってきたかも判断基準となります。国際アートフェアは美術界の見本市ですので、その主旨にそぐわないものは出展が難しいことも多々あります。無事、参加が許可されれば、確保されたスペースの中で思う存分自らの作品をプローモーションできるというわけです。このような国際アートフェアへの参加実績を重ねることで、多くの国のギャラリーや美術関係者、そしてコレクターと直接のつながりを持つ一歩への可能性が見えてくるかもしれません。

 日仏フィグー社・美術部門に、あなた(個人・団体・法人・ギャラリー問わず)が、挑戦してみたいイベントをより具体的にお伝え頂ければ、一緒になってその舞台へ参加できる道筋を作り出していきたいと考えています。日本とフランス間の各種手配は、安心して当社にお任せくださいませ。



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